2013年2月2日土曜日

日本市場に登場した「GeForce GTX 560 Ti with 448 Cores」を試す。「欧米の一部地域向け数量限定版」だ

560 Tiと比べてテクスチャユニット数が少なく,動作クロックも低いことの影響は確認できる。カスタムプリセットでGTX 560 Tiに対して13?14%高いスコアを示すGTX 560 Ti 448が,最高プリセットでは7?8%に迫られる。  グラフ8,9は「Call of Duty 4 Modern Warfare」(以下,Call of Duty 4)のテスト結果だが,もともとテクスチャユニット性能がスコアを左右しやすいCall of Duty 4だけに,スコアはBF3を踏襲するものとなった。GTX 560 Ti 448とGTX 560 Tiのスコア差は,標準設定だと10%台半ばだが,高負荷設定になると1桁%台へ落ち込んでいく。  一方,グラフ10,11にスコアをまとめたSkyrimでは,GTX 560 Ti 448がGTX 560 Tiに対して14?18%と,安定的に高いスコアを示した。Ultra設定では若干下がり気味になるが,少なくともBF3やCall of Dutyとは異なる傾向にあるといえるだろう。  GTX 570とのスコア差は3?4%。これも優秀である。  「Sid Meier's Civilization V」の傾向も,Skyrimと同様(グラフ12,戦国IXA RMT,13)。GTX 560 Tiと比べて,GTX 560 Ti 448は標準設定でも12?13%高いスコアを示した。GTX 570とのスコア差は4,Diablo3 RMT?5%だ。  グラフ14,15に結果をまとめた「DiRT 3」だと,GTX 560 Ti 448とGTX 560 Tiのスコア差は,標準設定で約14%,高負荷設定で11?12%。まずまずの伸びは見られる,といったところか。少なくともBF3やCall of Duty 4のような事態にはなっていない。 スペックほど消費電力は高くないむしろGTX 570からの「下がり幅」に注目  GTX 560 Ti 448を語るうえで見過ごせないのが,210Wとされる公称最大消費電力だ。これはGTX 560 Tiの同170Wから40Wも高い。GF110ベースである以上,GTX 560 Ti 448の消費電力はどうしても高くなってしまうだろうが,実際にはどの程度に収まるだろうか。  今回も,ログの取得が可能なワットチェッカー,「Watts up? PRO」を用いて,システム全体の消費電力を計測してみよう。テストにあたっては,OSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」,各アプリケーションベンチマークを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点をタイトルごとの実行時として,それぞれ計測している
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