2013年2月1日金曜日

完全図解,無償配布のUnrealEngine 3開発キットで3Dゲームを作ってみよう_2

。 Unreal Editor起動直後の画面  Unreal Editorが起動すると,黒い背景に青のメッシュ,そして赤い立方体が表示されているはずです。この赤い立方体は,テキストエディタやグラフィックスエディタでのカーソルに相当するものです。Unreal Editorでは,グラフィックスエディタで絵を描くように,立体物を作っていきます。  さすがにさらさらとマウスを動かすと立体ができあがるというわけにはいきませんが,似たような考え方になっています。2Dのグラフィックスツールでは,ブラシを選び,適当な位置でマウスボタンを押すと,ディアブロ3 RMT,そのブラシで模様が描かれるのと同様,この赤いカーソルをいろんな形に変形させて,任意の位置でCSG演算(物体の足し算/引き算など)すると,画面内にその立体が配置されるようなイメージです。ここで使う基本的な立体図形を,BSPブラシと呼びます。  BSP(Binary Space Pertitioning)というのは,cabal rmt,id Softwareのジョン?カーマック氏がDOOMの制作で用いた空間分割による当たり判定の効率的な実装法のことで,FPSなどでは最も基本的な技術になっているものですが,その空間内でブラシのように使えるものというイメージのようです。  このBSPブラシで作られた立体には,空間の構成要素として衝突判定やライティング情報があらかじめ焼き付けられています。重要なのは,BSPブラシで作られた物体は,ゲーム内で動かせないことです。動かせる物体は,別途StaticMesh(静的メッシュ:動作のついていないポリゴンオブジェクトの意)を使って空間内に配置します。  Unreal Editorは,基本的にレベル作成のためのツールです。レベルというのは,FPSなどでのプレイ空間を表すもので,日本の一般的なゲーム用語にすると「ステージ」や「マップ」が近いかもしれません。レベルを作って,敵AIや武器アイテムなどを配置すれば,FPSの概略はできあがります(Unreal Engine自体はFPSに特化したものではありませんが,さすがにFPSが最も作りやすくなっています)。  ここでは,Unreal Editorを使ったレベル作成の基本から見ていきましょう。  まず,Unreal Editorの基本的な使い方からです。  とりあえず,UDKをインストールしてUnreal Editorを起動していますね? ワンポイントのウィンドウを軽く読んだら消して,スタートページも閉じておきましょう
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